登録有形文化財(建造物)の登録について

文化財愛護シンボルマーク  塩谷定好写真記念館 国の登録有形文化財 に。

この度、塩谷定好写真記念館の建物が、登録有形文化財(建造物)に登録されました。この間、多くの皆様にご尽力いただき、心より感謝申し上げます。

NPO法人塩谷定好フォトプロジェクト関係者一同は、この貴重な建築を末永く保存し、地域文化の発信の拠点となるよう活用していきたいと考えておりますので、引き続き皆様のご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

No.登録番号名称解説
2015年(平成27年)11月17日 登録有形文化財(建造物)登録
131‐0205塩谷定好写真記念館
主屋
海岸沿いを東西に通る街道に北面する商家建築。東西棟の二階建、切妻造桟瓦葺。外壁は漆喰塗で正面の上下階に広く繊細な格子をたてる。二階にも座敷を多数配し、銘木や螺鈿を用いた座敷の造作は上質である。当初形式をよく残し、町並景観の重要な存在となる。
231‐0206塩谷定好写真記念館
ギャラリー棟
主屋東隣に連続して建つ木造二階建、東西棟の切妻造桟瓦葺、外壁漆喰塗で、正面に吹放しの下屋を通す。当初は蔵として使い、戦後店舗兼スタジオに改修し、現在は西妻面で主屋と連絡する。小屋は登梁形式である。主屋と調和した外観をもち、町並景観に寄与する。
331‐0207塩谷定好写真記念館
米蔵
ギャラリー棟の南に建ち、土蔵造二階建、南北棟の切妻造桟瓦葺で、西に小窓を穿つ。外壁は竪板張で鉢巻を廻らすが、もとは腰を海鼠壁としていた。一部だけに設けた二階床、鉄板を張った内壁など、内部に米蔵らしさを残す土蔵で、屋敷東境の景観を整えている。
431‐0208塩谷定好写真記念館
質蔵
二階建の土蔵造、南北棟の桟瓦葺で、西面に下屋を架けて扉口を設ける。外壁は上部漆喰塗、腰を海鼠壁とするが、両側面と背面は竪板張である。来待石切石四段積の基礎、扉口上部の波涛文の鏝絵など施工も丁寧。敷地内で最大の土蔵で、屋敷後方の景観を形成する。
531‐0209塩谷定好写真記念館
新蔵
敷地南辺、庭を挟んで主屋と対面し、土蔵造二階建、東西棟の桟瓦葺で、小屋組は登梁形式である。北面に庇を架けて観音扉口を設け、外壁は上部を漆喰塗、腰を海鼠壁とし、内壁は竪板張である。敷地内に現存する蔵では最も新しく、屋敷構成の充実過程を示す。

2015年11月

NPO法人塩谷定好フォトプロジェクト

理事長 田中満雄

外役員一同


※登録有形文化財(とうろくゆうけいぶんかざい)

平成8年(1996年)の文化財保護法改正により、文化財登録原簿に登録された有形文化財のことです。地域の文化財といえる建物を使用・活用しながら大切な文化遺産として残していく制度です。建造物、土木構造物及びその他の工作物のうち、原則として建設後50年を経過し、かつ、次の各号の一に該当するものです。

  1. 国土の歴史的景観に寄与しているもの
  2. 造形の規範となっているもの
  3. 再現することが容易でないもの