趣 旨

琴浦町名誉町民である写真家塩谷定好氏は、我が国の芸術写真運動の草分け的存在であり、国内で数々の受賞を重ねた後、やがて海外での欧州巡回展、フォトキナ写真展(ドイツ)、ヒューストン写真祭(アメリカ)等で国際的評価を高めてきた。1988(昭和63)年に89歳で生涯を終えられたが、その没後においても、国内外各地の美術館からの出品依頼や、写真集などの出版物への作品掲載等が続いている。

また氏の生家は、江戸時代から回船問屋を営み、地域の産業発展に寄与してきたが、その家屋は明治30年代頃の建築で、建築学的にも貴重な建造物とされている。この生家を町の文化的遺産として保存すると共に、新たに写真記念館として整備し、写真文化のみならず地域の文化的活動の中核として、地域の文化の向上と町の活性化に寄与しようという思いを共有する者150余人で「塩谷定好写真記念館設立準備会」を2011(平成23)年9月に立ち上げた。以来諸々の活動を展開し、現在会員数約260人となっている。

以上のようにこの運動は、地域の人々の文化活動を高めると共に、全国の写真や建築愛好者の期待に応え、更に町内観光施設との連携を図りながら、観光の拠点としての施設を目指すもので、ここに特定非営利活動法人「塩谷定好フォトプロジェクト」を設立するものである。

特定非営利活動法人 塩谷定好フォトプロジェクト
理事長  田中 満雄
団体名 特定非営利活動法人 塩谷定好フォトプロジェクト
代表者の氏名 理事長 田中 満雄
所在地 〒689-2501 鳥取県東伯郡琴浦町大字赤碕1568番地
活動の目的

この法人は、琴浦町名誉町民である写真家塩谷定好氏の業績を顕彰するとともに回船問屋であった氏の生家建物をよりどころに、新たな地域創造活動を支援し、地域活性化に関する事業を行い、地域住民とともに住みよいまちづくりに寄与することを目的とする。

設立年月日 平成 25年 2月25日