活動報告 2012
《雑誌『さんいんキラリ』に掲載》
9月に取材を受けました雑誌『さんいんキラリ』が発刊され、塩谷定好の作品や生家、準備会の様子などが掲載されました。琴浦町の各団体の活動の様子やおいしい産物が満載です。
さんいんキラリ - 最新号のご案内 http://www.s-kirari.net/modules/bulletin2/
《会員研修―島根県立美術館『ピクトリアリズム』を鑑賞》
島根県立美術館で開催されているコレクション展『ピクトリアリズム』の鑑賞に行きました。このコレクション展は、19世紀末に広がった「ピクトリアリズム(絵画主義)」と呼ばれる(写真を単なる記録ではなく、絵画と同等の芸術の域に高めようとする)運動の流れを、世界各国の写真家の作品で紹介しています。その中に塩谷定好の作品が10点展示してあり、当会の会員研修として、学芸員の蔦谷典子氏によるギャラリートークをしていただきました。塩谷定好の魅力をとてもわかりやすく、かつ専門的に語られる学芸員のお話に、参加者は熱心に耳をかたむけていました。
塩谷定好作品の世界的な評価や、芸術写真の流れの中で大きな存在であることを改めて感じることができた。今回の展示作品ではないが、かねがね聞いてみたいと思っていた塩谷作品の中で評価の高い『三人の小坊主』(横浜美術館所蔵)の魅力について、蔦谷学芸員に尋ねたところ『小坊主の純真な精神性がとてもよく表れており、それを引き出した塩谷定好の人間性の大きさを感じることが出来る作品で、定好自身もその空間に一体となっていなければ撮れないすばらしい作品である。』と解説していただき、その奥深い作品の魅力や写真に向き合う塩谷定好氏の姿を知ることができた。
《『特定非営利活動法人塩谷定好フォトプロジェクト設立総会』無事に終了》
12月1日(土)赤碕地区公民館において、塩谷定好写真記念館設立準備会臨時総会並びに「特定非営利活動法人塩谷定好フォトプロジェクト」の設立総会が開かれました。田中満雄会長より、設立準備会からNPO法人へ移行するに至った経緯及び趣旨説明が行われ、出席者の満場の一致で承認を得ました。また、来賓の江原副町長に、「この町に住んでいる人が誇りを持ち、《文化の薫り高い町》となることを願います。」というご挨拶をいただき、更なる当会の発展を誓った会となりました。総会での承認後、申請、認可を経て来年には「特定非営利活動法人塩谷定好フォトプロジェクト」の発足となります。今後とも引き続きご支援ご協力をいただきますようよろしくお願い申し上げます。
《『塩谷定好作品展』盛会に終わる》
11月19~25日、まなびタウンとうはくで開かれていた『塩谷定好作品展』が盛会のうちに終わりました。町内はもとより全県下、また県外からのご来場者もあり、多くの方々に塩谷定好作品をご覧いただきました。熱心な定好ファンは、何時間もかけてゆっくりと作品展を鑑賞されました。多くの来場者から、写真記念館の設立を強く望む声が聞かれ、引き続き準備会では、記念館設立に向けて様々な活動を行っていきたいと思います。
《写真家 池本喜巳氏の講演会、聴衆を魅了》
写真家 池本喜巳氏による「なぞのセピア調色」―塩谷定好の世界を語るーと題した講演会が、まなびタウンとうはくで開かれ、約200名の皆様に参加いただきました。定好に個人的にインタビューをした体験談や取材当時の写真を紹介しながら、塩谷作品の魅力やセピア調の謎をユーモアを交えてわかりやすく解説されました。参加者は、定好が使用していた「ベス単カメラ」のファインダーを実際にのぞく体験をし、当時のカメラで写真を写す難しさや、そのカメラを使った定好の芸術的感覚のすばらしさを知ることができました。
《「塩谷定好作品展」始まる》
塩谷定好作品展が11月19日(月)より《まなびタウンとうはく》で始まりました。初日より多くの皆様に塩谷調の写真をご覧いただいております。前日、前々日は会員の皆様に飾り付けをしていただきました。会場には写真集、資料などをご覧いただけるスペースを設けておりますので、ゆっくりと定好作品をご堪能ください。ご来場をお待ちしております。
《「琴の浦アカデミア」》
11月17日(土)琴浦町役場分庁舎で開かれました。第Ⅱ部で塩谷定好写真記念館設立準備会事務局塩谷晋氏が定好の写真を紹介しながら「琴浦を愛した塩谷定好」と題してお話をしました。Ⅰ部は琴の浦町おこしの会の活動の様子、Ⅲ部は鳥大赤木教授が鳴り石の浜の海岸の成り立ちやその特徴などを講演され、琴浦には多くのすばらしい資源があることを再認識した会となりました。
《会員研修のご案内》
1.日時 | 平成24年12月5日(水) |
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2.内容 |
「ピクトリアリズム(絵画主義的写真表現)」(島根県立美術館)鑑賞 (塩谷定好の作品も展示予定) 学芸員 蔦谷典子氏ギャラリートーク |
3.日程 |
8:30 琴浦町役場本庁出発(マイクロバスにて) 8:45 琴浦町役場分庁出発 10:30 島根県立美術館ギャラリートーク 11:30 昼食(味皆美ふじな亭 - 鯛めし) 14:30 (分庁経由)本庁到着予定 |
4.参加費 | 1500円(昼食代、入館料含む)当日集金 |
5.申込み | 先着40名。11月24日までに事務局へ |
《「琴の浦アカデミア」》
11月17日(土)『琴の浦アカデミア』が鳴り石の浜プロジェクト主催で開かれます。塩谷定好写真記念館設立準備会も共催に加わっており、事務局の塩谷晋氏が「琴浦を愛した写真家塩谷定好」と題し、15分程度お話をします。塩谷定好の作品も数点紹介する予定ですので、多くの皆様のご参加をお願いします。
《「塩谷定好の愛した~町並みウォーキング~」晴天に恵まれ無事終了》
10月14日(日)『塩谷定好の愛した~町並みウォーキング~』が盛大に終わりました。当日は、好天に恵まれウォーキング日和の中、町内はもとより全県下(鹿野、鳥取市、米子市、伯耆町など)から69名もの多くの方に参加いただきました。琴浦町の自然の豊かさや文化、歴史に触れながらゆっくりウォーキングをして町並みを楽しんでいただきました。参加者の皆さんは、各ポイントでのガイド解説に熱心に耳を傾けながら、琴浦町の魅力を再認識しておられました。昼食は、赤碕小学校ランチルームをお借りし、話題のあごカツカレーを食べてただきました。
多くの会員ボランティアの方々にご協力をしていただき、イベントを盛り上げていただきました。ありがとうございました。
《会員有志による生家の環境整備》
10月14日(日)『塩谷定好の愛した~町並みウォーキング~』の開催にともない、塩谷定好生家の公開の準備をしています。会員有志に呼びかけ、環境整備を行いました。
生家に来訪していただいて、ホッとするようなたたずまいに、少しずつ整えていきたいと思っています。会員の皆様のご協力をよろしくお願いいたします。
※『塩谷定好の愛した~町並みウォーキング~』の申し込みは7日をもって締め切りいたしました。多くの皆様にお申込みいただきありがとうございました。
《雑誌『さんいんキラリ』の取材をうけました》
編集長 奥田英範氏、作家 塩見佐恵子氏、カメラマン かやの氏が、塩谷定好生家の取材に来られ、田中会長が準備会の活動などの話をしました。
ここ数日かけて、琴浦の食、自然、歴史、文化などについて取材しておられます。「琴浦町のそれぞれの町おこし団体が一体となって琴浦町の良さをPRできたら、よりすばらしい町になりますね。その拠点となるのが塩谷定好生家になると、なお、厚みが増しそうですね。」というお話で盛り上がりました。
現在の最新号にも、琴浦町が特集されています。次回発行は11月中旬予定。楽しみです。http://www.s-kirari.net/modules/bulletin/
ちなみに、以前「さんいんキラリ」で塩谷定好の特集もしていただいています(バックナンバー13号)。
《塩谷定好写真記念館設立準備会役員会》
塩谷定好写真記念館設立準備会役員会が塩谷定好生家で開かれました。
写真記念館開設に向けての経過報告や、本年度の事業計画である《塩谷定好の愛した町並みウォーキング》(10月14日実施予定)の計画、展覧会(11月開催予定)の企画などを話し合い、検討しました。
詳細は後日ご案内いたします。
《塩谷定好写真記念館設立準備会総会》
塩谷定好写真記念館設立準備会の平成24年度総会が開かれました。
田中満雄会長の挨拶の後、来賓の川上強志氏(琴浦町役場企画情報課長)、佐伯健二氏(新日本海新聞社中部本社代表)の祝辞をいただきました。Ⅰ部では定好の孫である塩谷晋氏による講演、Ⅱ部では塩谷定好生家内覧会を行い、盛会のうちに終わりました。
本年度もひきつづき会員を募集し、個展を企画するなどして、塩谷定好写真記念館の設立に向けた活動を計画しています。
《塩谷定好生家内覧会》(地元塩屋町民対象)
地元塩屋町民の方を対象に塩谷定好生家の内覧会を開催いたしました。
幅広い世代にわたる多くの方々に来訪いただき、定好の作品はもとより、塩谷家の建屋や戦前戦後の雑誌などを身近に鑑賞していただきました。
また、地元の祇園和康さん(当準備会役員)による 塩屋町の歴史と塩谷家 の解説をしていただき、塩屋町の往時のにぎわいに思いを馳せながら、お話をうかがいました。
今後、地元の方々の大きな力が「塩谷定好写真記念館」の設立に向けての礎となることを期待しています。